ふかひらプロジェクト(第3期)

2007年12月

ブラウスの作成に着手。
デザインは、半袖、台襟付きシャツカラー。
この寒い季節になぜ半袖かというと、構想は8月だったためである。
素材は前回と同じ、真っ白なつるつるサテンである。

ブラウス:??サテン(ポリエステル100%)2.6m使用、400円*1.05/m

12月12日(帰宅後) 襟以外の型紙が完成。
12月13日(帰宅後) 襟の型紙を試作。
12月14日 襟の型紙を試作。
12月15日 襟の型紙を試作。
12月17日(帰宅後) 襟の型紙を試作。
12月23日 型紙を印刷、貼りあわせ。
12月24日 ブラウスの布を裁断、印つけ。
12月28日 縫製。
12月29日 縫製。

2008年1月

引き続きブラウスを作成。

1月5日 縫製。
1月6日 試着。
  袖が少し短かった。→カフスの幅を広くする。
  襟が少しゆるい。→デュエ・ボットーニ(2連ボタン)にする。ついでに、襟をもう少し大きくする。
1月12日 襟の型紙を試作。
1月25日(帰宅後) 襟の型紙を試作。
1月26日 襟の型紙を試作。カフス等の型紙修正。
1月30日(帰宅後) 襟、カフスの布を裁断、印つけ。
1月31日(帰宅後) 襟の縫製。
2月2日 襟、カフスをほどいてから、新しい襟、カフスをつける。
2月3日 襟、カフスのボタンつけ。試着。

ブラウス

これまでボウタイブラウスを作成したが、首まわりの感じがイマイチだった。
もう少しハイネックにしたいのだが、どうしてもリボンが下がってしまう。
また、襟付きのシャツをいつかは作ってみたいという願望があった。

そこで、台襟付きシャツカラーを作成した。
「台襟付きシャツカラー」とはワイシャツの襟そのものである。
ただし、高度な技術が必要で、10回近くほどいたり縫い合わせたりをくり返した。
高度な技術といっても、以下の3点に注意すれば、もっと楽にできた。
(1)台襟の長さと身ごろの首まわりの長さを測っておく。
  私のCADでは長さを測れない。 しかし型紙の段階でメジャーをあてて長さを測っておくべきだった。
(2)身ごろと襟の両方に、中心線を印付けしておく。
  身ごろの中心にはチャコで印をつけていなかった。
(3)襟のボタンホールは少しだけ外側に寄せる。

ワイシャツと全く同じ襟なら、古くなったワイシャツをほどいて、その形に合わせて
布を裁断すればよい。
今回は、ブラウスのような「大きな襟」を目指したため、ワイシャツの形は使えなかった。
ワイシャツの襟を単純に拡大するだけでは、ブラウスのようにはならない。
「フラットカラー」の要素を取り入れる必要があった。
型紙の試作を10回以上くり返して、ようやく型紙ができた。

台襟付きシャツカラーの場合、身頃の首まわりの長さと、台襟のまわりの長さがほぼ一致して
いなければならない。ボウカラーの場合は一致していなくても、ボウタイの長さが増減する
だけで、デザインが大きく崩れることはなかった。

さらに、襟の中心と身頃の中心が高い精度で合っていなければならない。
そうでないと、襟が左右対称にならず、デザインが崩れているのが目立ってしまう。

スカート

デザインの試行錯誤をくり返したが、7月にやっと作成に着手した。

スカート:ツイル(ポリエステル100%)3.8m使用、1260円/m 生地代だけで4788円!

7月13日 スカートの型紙を印刷、貼りあわせ。
7月19日 スカートの布を裁断、印つけ。
7月20日 スカートの布の端を処理。
7月21日 縫製
7月22日(帰宅後) 縫製(ベルト布を縫合)
8月3日 (帰宅後)すそ上げ。
8月10日 すそ上げ。プリーツ縫い留め。ホック付け。

今回は、スカートの広がりを持たせるため「レイヤードプリーツ」を採用した。
通常、プリーツを1回折るところを複数回折る方式である。
従来のボックスプリーツは、1ケ所につき布を4回折るが、今回は8回折ることになった。
前後に3本ずつのボックスプリーツという基本は変えなかったが、布の使用量も
大幅に増え、すそまわりは6mに達した。

その他の変更点としては、今回はじめてポケットを採用した。
小柄な婦人用スカートの寸法を参考にしたため、手が入らないぐらい小さなポケットに
なってしまった。今後の改善点とした。


今回、できるだけ縫い目を少なくするため、布幅いっぱいの扇型の布を裁断した。
このとき、元の生地に対して45度ぐらいの角度で布を裁断した。
このような斜めの角度で布を裁つ(バイアス)ときは、布が伸びやすいので注意が
必要である。
しかし、それをあまり気にしないで作業していると、布どうしを縫い合わせるときに
布の長さが5cm程度も違っていてあわてた。アイロンをかけるときにアイロンを
すべらせた結果、布が伸びてしまったようである。
布どうしを縫い合わせるときは、少しずつギャザーをとって調整できたが、
完成したとき、スカートのすその長さにずいぶんばらつきがある。(完成イメージ参照)

ツイル(ポリエステル100%)を使用した。
第2期で使用した「ポリエステルツイル」を同じ生地だと思ったら、ずいぶん柔らかい。
布が柔らかいので広がりが少なかった。

実物イメージ

オリジナルデザインのため転載禁止!

ブラウス
すごいパフでしょ。
ブラウス
ベスト着用。袖がふくらんでいます。
ブラウス
襟を内側に折り込んで、スタンドカラーにしてみました。
ブラウス
バックスタイル。ぴかぴかの真っ白なブラウスです。
スカートを回したときに背中のダーツがずれてしまった。
ブラウス
バックスタイル。カフスは2連くるみボタンよ。
ブラウス
腕を降ろして着用。
ブラウス
ベスト着用。
ブラウス
フロントスタイル。大きな襟でしょ。襟先の長さは約15cmです。
ブラウス
バックスタイル。襟が浮き上がっているのが失敗だが、どう直せば良いかわからない。

襟を直しました。

ブラウス
フレアースカートと合わせてみました。
ブラウスの光沢がすごいですね。
ブラウス
フラッシュの光の下では、ほかのサテンとほぼ同じ白ですが、太陽光の下では、この生地は特に白色度が高いです。
晴れた日に北側の窓際に立つと、ブラウスが真っ白に輝いて、目がくらみそうになりました。

スカートのイメージです。

ひらひらスカート
プリーツがたくさんあるでしょ。
布をたくさん使っているので、スカートがずっしりと重いです。
ひらひらスカート
白のボウタイブラウスをコーディネートしています。
ひらひらスカート
バックスタイル。
プリーツの本数はフロントと同じです。
ひらひらスカート
バックスタイル。


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